※本記事は一次情報をもとにAI支援によって構成・作成し、事実関係の照合を行っています。
発表内容(事実)
Microsoftは2026年10月23日、Exchange OnlineにおけるExchange Web Services(EWS)プロトコルの段階的な廃止に伴い、連携アプリが動作しなくなった場合の対処手順を公開しました。EWSの無効化により、Apple Mail / Calendar(macOS)、Classic Outlook(macOS)、Outlookデスクトップアドイン、古いバージョンのWindows用Outlookデスクトップ、各種バックアップアプリなどで、資格情報の再入力を何度も求められたり、EWSプロトコルが利用できないというエラーが発生する場合があります。
テナント管理者は、Microsoft 365管理センターのセキュリティベースラインモード、またはExchange Online PowerShellを使用して、一時的にEWSを再有効化することができます。
この記事のポイント
- 対象のアプリケーション: Apple Mail / Calendar、Classic Outlook、各種アドイン、旧型Outlook、バックアップアプリなどが影響を受けます。
- 管理者による対応が必要: Microsoftサポートではなく、テナント管理者が手順を実行してEWSを再有効化する必要があります。
- GUIでの復旧手順: Microsoft 365管理センターのベースラインセキュリティモードでブロック設定のオン・オフを切り替えることでEWSを再有効化できます。
- PowerShellでの復旧手順: Exchange Online PowerShellに接続し、
Set-OrganizationConfig -EWSEnabled $trueを実行して有効化します。 - 一時的な措置と期限: EWSを再有効化できるのは一時的な措置であり、再有効化機能自体は2027年4月に終了する予定です。
実践するには
EWSアプリケーションが動作しなくなった場合、テナント管理者はテナントのメッセージセンターで「Action may be required: EWS will be disabled in your tenant in 7 days」または「EWS has been disabled in your tenant」というタイトルの投稿を確認します。
管理センターのベースラインセキュリティモードを利用して再有効化する場合:
- Microsoft 365管理センターのベースラインセキュリティモードページにアクセスします。
- 「Block access to Exchange Web Services」の項目をクリックします。
- 「Block your entire organization from using EWS」のチェックを外し、「Apply change」ボタンを押します。
- 同じチェックボックスに再度チェックを入れ、「Apply change」ボタンを押します。
Exchange Online PowerShellを利用して再有効化する場合:
- Exchange Online PowerShellモジュールをインストールし、接続します。
- 以下のコマンドを実行して現在の状態を確認します。
Get-OrganizationConfig | Fl EWSEnabled - 回答が「EwsEnabled : False」である場合、以下のコマンドを実行して有効化します。
Set-OrganizationConfig -EWSEnabled $true
設定の反映には通常1時間未満(まれに最大4時間)かかります。
考察(筆者の見解)
事実として、EWSの無効化プロセスは現在進行形であり、Microsoftが提供する再有効化手順は2027年4月までの期間限定となっています。推測として、多くの組織でレガシーなメールクライアントやサードパーティ製バックアップツールが稼働しているため、期限直前まで移行の遅れによるトラブルが相次ぐ可能性が考えられます。筆者としては、管理者は目先の復旧手順で一時しのぎをするだけでなく、速やかにEWSを使用しないアプリケーションバージョンへのアップデート計画を策定すべきであると考えます。

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